Xの投稿を見てもらえている。
プロフィールにも来てもらえている。
それなのに、ホームページへのアクセスや問い合わせが増えない。
この場合、必ずしも「投稿が悪い」とは限りません。
企業Xでは、
投稿
↓
プロフィール
↓
固定ポスト・リンク
↓
HP・LP
↓
問い合わせ
という流れでユーザーが動きます。
そのため、投稿からプロフィールまでは進んでいても、プロフィールや固定ポストのところで止まっていることがあります。
Orchis Studioでは、こうした場合に「もっと投稿を増やそう」とすぐ判断するのではなく、
どの地点から次へ進めていないのか
を確認します。
今回は、企業Xのプロフィールと固定ポストを、問い合わせにつながる導線という視点から整理します。
企業Xのプロフィールは「会社紹介」だけでは足りない
企業アカウントのプロフィールを見ると、
- 会社名
- 所在地
- 事業内容
- 創業年
- キャッチコピー
などが書かれていることがあります。
もちろん、会社情報を伝えること自体は大切です。
ただし、それだけではユーザーが
「自分に関係がある会社なのか」
を判断しにくい場合があります。
プロフィールを訪れたユーザーが知りたいのは、会社概要だけではありません。
たとえば、
- 誰向けのサービスなのか
- どんな悩みを解決してくれるのか
- 何を得意としているのか
- 次にどこを見ればいいのか
といった情報です。
つまり企業Xのプロフィールには、
「何者か」だけでなく「自分に何をしてくれるのか」
まで伝える必要があります。
プロフィールは「次へ進むための中継地点」
企業Xのプロフィールは、会社案内を置く場所というより、
投稿を見て興味を持った人を、次の場所へ案内する中継地点
として考えたほうが分かりやすくなります。
たとえば、
投稿で興味を持つ
↓
プロフィールを見る
↓
自分に関係があると分かる
↓
固定ポストを見る
↓
サービスや無料ツールを知る
↓
HP・LPへ進む
という流れです。
この途中で、
「何をしている会社か分からない」
「自分向けなのか分からない」
「次に何を見ればいいのか分からない」
となれば、その時点で離脱する可能性があります。
プロフィールは小さなスペースですが、Web導線の中では重要な役割を持っています。
企業Xのプロフィールでよくある5つの詰まり
1.事業内容だけを書いている
たとえば、
「○○株式会社|Web制作・SNS運用・マーケティング支援」
と書いてあっても、提供サービスは分かりますが、
どんな企業の、どんな課題に強いのか
までは分かりません。
事業内容だけでなく、
誰に対して、何を改善するサービスなのか
まで入れると判断しやすくなります。
2.投稿内容とプロフィールの内容がつながっていない
投稿ではSNS運用の話をしているのに、プロフィールではHP制作しか書かれていない。
あるいは、投稿では業務改善について発信しているのに、プロフィールには会社概要しかない。
このように投稿とプロフィールの内容がズレると、
「この会社は結局何が得意なのだろう」
と感じられてしまいます。
投稿を見てプロフィールへ来た人が、
「なるほど、この分野を支援している会社なんだ」
と自然に理解できる状態を作ることが重要です。
3.固定ポストに情報を詰め込みすぎている
固定ポストは目立つ場所なので、
- 会社紹介
- サービス一覧
- 実績
- キャンペーン
- 採用
- 問い合わせ
- SNS一覧
など、あれもこれも載せたくなります。
しかし情報を増やしすぎると、逆に
「結局どれを見ればいいのか分からない」
状態になります。
固定ポストの役割は、すべてを説明することではありません。
次の行動を一つ分かりやすく示すこと
を優先したほうが、導線は整理しやすくなります。
4.リンク先がとりあえずトップページになっている
プロフィールから公式サイトのトップページへリンクすること自体は問題ありません。
ただし、
投稿
↓
プロフィール
↓
公式サイトトップ
と進んだあと、ユーザーが再び
「自分はどこを見ればいいのだろう」
と探さなければならない状態になっていることがあります。
SNSで興味を持ったテーマが明確なら、
- 該当サービスのLP
- 関連記事
- 無料診断
- 問い合わせページ
など、興味に近いページへ直接つなぐ方法もあります。
リンクを置くことよりも、
リンクを押したあとに迷わないか
を見ることが重要です。
5.いきなり問い合わせを求めている
Xで投稿を一度見ただけのユーザーに、
「お問い合わせはこちら」
と案内しても、まだ相談するほど関心が高まっていない場合があります。
そのため、
SNS
↓
問い合わせ
と一気に進ませるのではなく、
SNS
↓
無料ツール・記事
↓
自社の課題を理解
↓
相談
という段階を作る方法もあります。
特に、まだ自社の問題点を整理できていないユーザーにとっては、
「相談してください」より「まず確認してみてください」
のほうが行動しやすいことがあります。
「プロフィールが悪い」と決めつけない
ここで注意したいのは、問い合わせが増えないからといって、プロフィールだけを修正しないことです。
確認する順番は、
投稿
↓
プロフィール
↓
固定ポスト・リンク
↓
HP・LP
↓
CTA
↓
問い合わせ
です。
たとえば、プロフィール訪問自体がほとんど発生していないのであれば、プロフィールより前の投稿内容を確認したほうがいいかもしれません。
逆に、
プロフィールまでは見られている
↓
リンクが押されていない
のであれば、プロフィールや固定ポストが詰まっている可能性があります。
さらに、
リンクは押されている
↓
問い合わせが発生していない
のであれば、問題はXではなく、リンク先のHPやLPにある可能性があります。
【あわせて読みたい:Xのインプレッションが増えても問い合わせが来ないのはなぜ?企業Xで見直すWeb導線】
大切なのは、
数字が悪いから施策を増やすのではなく、どの数字から悪くなっているのかを見ることです。
プロフィールを整えるときに確認したい4つの要素
プロフィールを見直す場合は、まず次の4つを整理します。
誰向けか
企業、店舗、採用担当者、個人事業主など、誰に向けたアカウントなのか。
何を解決するのか
売上、採用、予約、問い合わせ、業務効率化など、どのような課題を扱うのか。
何を提供しているのか
制作、運用支援、コンサルティング、診断など、何をしてくれる会社なのか。
次に何をしてほしいのか
HPを見る、無料診断を試す、資料を見る、相談するなど、次の行動を示します。
文章としては、
誰向け
+
どんな課題を扱うか
+
何を提供するか
+
次の行動
という構造で考えると整理しやすくなります。
固定ポストは「ミニLP」として考える
固定ポストも、単なる自己紹介ではなく、
プロフィールから来たユーザーに次の行動を説明する場所
として使えます。
たとえば、
- どんな悩みを持つ人向けか
- 何が分かる・できるのか
- なぜこの会社が扱っているのか
- 次にどこを見ればいいのか
という順番です。
情報を増やすより、
「このアカウントを見つけた人に、次に何をしてほしいのか」
を先に決めることが重要です。
Xだけで完結させようとしない
企業Xでは、投稿の反応だけを改善し続けても、必ずしも問い合わせは増えません。
Xは、
- 知ってもらう
- 興味を持ってもらう
- 専門性を伝える
ことには向いています。
一方で、
- 詳しいサービス内容
- 料金
- 実績
- FAQ
- 問い合わせ
などは、HPやLPのほうが整理して伝えやすい場合があります。
そのため、
Xですべて説明するのではなく、Xから適切なページへ案内する
という考え方が重要になります。
改善するときは「どこで止まっているか」を見る
企業Xを改善するとき、
「フォロワーを増やそう」
「インプレッションを増やそう」
「投稿回数を増やそう」
と考えがちです。
もちろん、それらが必要な場合もあります。
ただし、すでにプロフィールまで人が来ているのであれば、投稿を増やすより、
その先へ進めているか
を確認したほうがよいケースもあります。
XアナリティクスやWebサイト側のアクセスデータなど、確認できる数字を使いながら、
- 投稿は見られているか
- プロフィールへ進んでいるか
- リンクが押されているか
- HP・LPで次の行動が起きているか
と順番に見ていきます。
【あわせて読みたい:Xアナリティクスの見方|企業Xで最初に確認すべき5つの指標】
また、そもそも何を成果として追うべきか迷っている場合は、先にKPIを整理しておくと判断しやすくなります。
【あわせて読みたい:企業Xはフォロワー数より何を見るべきか?問い合わせにつながるKPIの考え方】
まずは自社Xの数字を確認してみる
「プロフィールが悪い気がする」
「固定ポストを変えたほうがいい気がする」
という感覚だけで修正を始めると、本当の問題とは違う場所を直してしまうことがあります。
Orchis Studioでは、企業公式Xのアナリティクスデータから現在の状態を確認できる、
「企業公式Xアナリティクス無料診断 Lite Web版」
を公開しています。
XアナリティクスのCSVを使って、まずは現在の数値と改善ポイントを整理できます。
まとめ|プロフィールは会社説明ではなく「次への案内」
企業Xのプロフィールや固定ポストは、単に会社情報を掲載する場所ではありません。
投稿を見て興味を持った人を、
HP・LP・無料ツール・問い合わせなど、次の場所へ案内する導線
の一部です。
問い合わせが増えないときは、
「もっと投稿しよう」
と考える前に、
投稿
↓
プロフィール
↓
固定ポスト・リンク
↓
HP・LP
↓
CTA
↓
問い合わせ
のどこで止まっているかを確認してみてください。
直すべき場所が分かれば、必要以上に施策を増やす必要はありません。
Orchis Studioでは、Xだけ、HPだけを見るのではなく、
SNSから問い合わせまでのWeb導線全体を確認し、詰まっている場所から改善します。

