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CTAは増やせばいいってわけじゃない|ホームページの問い合わせ導線を改善する考え方

CTAは増やせばいいわけじゃない|ホームページの問い合わせ導線を改善する考え方 Web改善

ホームページから問い合わせを増やしたい。

そう考えたとき、

「問い合わせボタンをもっと目立たせよう」
「予約ボタンも追加しよう」
「資料請求も置いた方がいいかもしれない」

と、CTAを増やしたくなることがあります。

CTAとは、サイトを見た人に次の行動を促すためのボタンやリンクのことです。

たとえば、

  • お問い合わせ
  • 無料相談
  • 予約する
  • 見積もりを依頼する
  • 資料をダウンロードする
  • 商品を購入する

などがCTAにあたります。

もちろん、CTAが分かりにくければ改善は必要です。

ただし、CTAを増やせば問い合わせが増えるとは限りません。

むしろ、

「問い合わせもできます」
「予約もできます」
「資料請求もできます」
「無料相談もあります」

と選択肢を増やした結果、ユーザーが「結局どれを押せばいいの?」と迷ってしまうこともあります。

大切なのはCTAの数ではありません。

そのページを見た人に、次に何をしてほしいのかを決めることです。


CTAとは「ボタンを置くこと」ではない

CTAは「Call To Action」の略で、日本語では「行動喚起」と訳されます。

ホームページでは、問い合わせや予約、購入など、ユーザーに次の行動を促す役割があります。

そのため、

「目立つ色のボタンを置けばいい」

というデザインだけの問題として考えられがちです。

しかし、本来のCTAはもっと広いものです。

たとえばサービス紹介ページなら、

サービス内容を理解する
↓
自分に必要かもしれないと感じる
↓
料金や事例を確認する
↓
相談してみようと思う
↓
CTAを押す

という流れがあります。

つまりCTAは、突然ユーザーを行動させるボタンではありません。

ページを読んだ結果として、次の行動へ進むための出口です。

出口だけを派手にしても、そこへ進む理由が伝わっていなければクリックされません。


CTAを増やすほど成果が上がるわけではない

問い合わせが少ないサイトを見ると、

「CTAが少ないのでは?」

と考えてしまうことがあります。

そこで、

ページ上部にも問い合わせ。
途中にも問い合わせ。
下にも問い合わせ。
さらに予約、LINE、電話、資料請求。

と、次々に選択肢を追加してしまう。

CTAをページ内に複数回表示すること自体は問題ありません。

長いページなら、上部・途中・下部に同じCTAを配置した方が使いやすい場合もあります。

問題になるのは、

行動の種類まで増やしすぎることです。

「無料相談」
「お問い合わせ」
「見積もり依頼」
「予約」
「電話」

がすべて同じ強さで並んでいたら、初めてサイトを訪れた人には違いが分かりません。

結果として、

「どれを選べばいいんだろう」

という判断が一つ増えてしまいます。

ホームページでは、選択肢が多いことが必ずしも親切とは限らないのです。


まずはページごとに「主CTA」を決める

ORCHIS STUDIOでは、CTAを考えるときに、

「このページを読んだ人に、最終的に何をしてほしいのか」

を先に整理します。

たとえば会社全体を説明するページなら、無料相談。
予約制の店舗ページなら、予約。
サービス内容を詳しく紹介するLPなら、申し込みや相談。
まだ検討初期の人が読む記事なら、関連記事や無料診断。

このようにページの役割によって、適したCTAは変わります。

重要なのは、

1ページにつき、主役になるCTAを一つ決めること。

他の導線を完全になくす必要はありません。

ただし、

「一番進んでほしい行動はこれ」

と分かる状態にはしておいた方がいいでしょう。


ユーザーの検討段階によってCTAは変わる

すべてのユーザーが、ホームページを見た瞬間に問い合わせしたいわけではありません。

たとえば検索から初めて記事を読みに来た人は、

「ちょっと調べたい」

くらいかもしれません。

その人にいきなり、

「今すぐお問い合わせください」

と迫っても、まだ早い可能性があります。

反対に、サービス内容や料金、実績まで確認している人なら、関連記事をもう一本読ませるより「無料相談」や「見積もり依頼」の方が自然です。

つまりCTAは、

ユーザーの検討段階に合わせる必要があります。

  • まだ課題がはっきりしていない
    → 関連記事・無料診断
  • 課題は分かっているが比較検討中
    → サービス詳細・事例・料金
  • 依頼先を探している
    → 無料相談・見積もり
  • 依頼する意思が固まっている
    → 申し込み・予約

というように、次の一歩は変わります。

前の記事でも解説しましたが、リンク先は「こちらが送りたい場所」ではなく、その時点のユーザーが進みやすい場所を選ぶことが大切です。

【あわせて読みたい:企業XからHPへ誘導するとき、トップページでいい?問い合わせにつながるリンク先の選び方】


「送信する」より、押した後が分かる文言にする

CTAでは、ボタンの文言も重要です。

よくあるのが、

「詳しくはこちら」
「送信する」
「こちらをクリック」

といった表現です。

間違いではありませんが、ユーザーからすると、

押した後に何が起きるのか分かりにくい。

たとえば、

「無料相談を申し込む」
「空き日程を確認する」
「見積もりを依頼する」
「無料診断を試す」

のようにすると、次に何が起こるのか想像しやすくなります。

CTAの文言を考えるときは、

「何を押すか」

ではなく、

「押すと何ができるのか」

を伝えると分かりやすくなります。


CTAをクリックされた後も導線は続いている

意外と見落とされるのが、CTAの先です。

たとえば、

サービスページ
↓
「無料相談」ボタン
↓
問い合わせフォーム

まで進んでも、そこでフォーム項目が大量に並んでいたらどうでしょう。

会社名。
担当者名。
電話番号。
住所。
予算。
希望納期。
相談内容。
知ったきっかけ。

など、入力項目が多ければ、途中で離脱する人も出てきます。

つまり、

CTAをクリックされた=導線改善が成功した

ではありません。

確認したいのは、その先です。

CTAは押されたのか。
フォームは開かれたのか。
入力は始まったのか。
最後まで送信されたのか。

ここまで見て、初めて問い合わせ導線として評価できます。

【あわせて読みたい:SNSからHPに人は来るのに問い合わせが増えない理由】


CTAだけを見ると、原因を間違えることがある

問い合わせが少ないからといって、

「CTAが悪い」

とは限りません。

たとえばSNSから100人来ているのにCTAが押されないなら、ページ内容やCTAを見直す必要があるかもしれません。

しかし、そもそもSNSからHPへほとんど人が来ていないのであれば、CTAを直しても大きくは変わりません。

また、

CTAは押されている
↓
問い合わせフォームにも進んでいる
↓
しかし送信されない

のであれば、問題はCTAではなくフォーム側にある可能性が高くなります。

見るべき流れは、

SNS・検索などの流入
↓
ページ閲覧
↓
CTAクリック
↓
フォーム到達
↓
フォーム送信

です。

ORCHIS STUDIOでWeb導線を見るときも、

「数字が悪い場所を直す」のではなく、「どの数字から悪くなっているのか」を確認します。

問い合わせ数だけを見てCTAを増やすと、本当の詰まりとは違う場所を改善してしまうことがあるからです。


CTA改善で大切なのは「増やす」より「整理する」

ホームページのCTA改善というと、

ボタンを大きくする。
色を目立たせる。
表示回数を増やす。

といった施策が目につきやすいものです。もちろん、それが必要な場合もあります。

ただ、最初に確認したいのはもっと手前です。

このページは誰が見るのか。
その人は今どの段階なのか。
ページを読んだあと何をしてほしいのか。
その行動はユーザーにとって自然なのか。
CTAを押した後も迷わず進めるのか。

ここが整理されていなければ、ボタンだけ改善しても成果にはつながりにくくなります。

CTAは、数を増やすものではありません。

ユーザーが迷わず次へ進めるように、行動を整理するものです。


問い合わせが増えないときは、CTAだけで判断しない

ホームページから問い合わせが来ないと、

「もっとCTAを増やした方がいいのかな」

と思うかもしれません。

しかし実際には、

SNSからHPへ来ていない。
ページを読まれていない。
サービス内容が伝わっていない。
CTAが分かりにくい。
フォームで離脱している。

など、さまざまな原因があります。

【あわせて読みたい:ホームページから問い合わせが来ない7つの原因】

ORCHIS STUDIOでは、CTA単体だけではなく、

SNS
↓
プロフィール
↓
固定ポスト・リンク
↓
HP・LP
↓
CTA
↓
問い合わせ・予約

まで含めて確認し、どこで流れが止まっているのかを整理します。

CTAを増やす前に、

「今どこで止まっているのか分からない」

という場合は、一度Web導線全体から確認してみてください。