Orchis Studio WEB DESIGN & CONVERSION
MENU

GA4で問い合わせ導線はどう見る?流入・CTA・フォーム送信を確認する方法

GA4で問い合わせ導線はどう見る?流入・CTA・フォーム送信を確認する方法 Web改善

「GA4は入れているけれど、どこを見ればいいのかわからない」

小規模事業者のホームページでは、こうなっているケースが少なくありません。

ユーザー数やアクセス数は見ている。
でも、その数字が問い合わせにつながっているのかは分からない。

GA4で大切なのは、表示されている数字を全部確認することではありません。

ユーザーが問い合わせまでの途中で、どこまで進んでいるのかを見ることです。

ホームページの問い合わせ導線なら、まず確認したいのは次の流れです。

流入 → ページ閲覧 → CTAクリック → フォーム到達 → 送信完了

この順番で見ていけば、「アクセスが少ない」のか、「ページは読まれているのにCTAが押されていない」のか、「フォームまで来ているのに送信されていない」のかを切り分けやすくなります。

ホームページ改善でそもそも何の数字を見るべきかについては、先に「小規模事業者のホームページで最低限見るべき数字」で整理しています。

この記事では、その数字をGA4のどこで確認するのかに絞って解説します。


GA4は「アクセス数を見るツール」だけではない

GA4を開くと、ユーザー数、セッション数、エンゲージメント時間など、さまざまな数字が表示されます。

ここで全部を理解しようとすると、かなり分かりにくくなります。

ORCHIS STUDIOでは、先にホームページのゴールを決めてから、そのゴールまでの数字だけを見ることをおすすめしています。

たとえば、ホームページの主なゴールが「問い合わせ」なら、まず確認したいのは次の5段階です。

導線GA4で主に確認するもの
サイトへ来たトラフィック獲得
ページを見たページとスクリーン / ランディングページ
CTAを押したイベント
フォームへ進んだページビュー / form_start等
問い合わせしたform_submit / 独自イベント / キーイベント

重要なのは、数字を見る前に「何を確認したいのか」を決めることです。


1. まず「どこから来たか」を確認する

最初に確認したいのが、ホームページへの流入元です。

GA4では、基本的に

レポート → 集客 → トラフィック獲得

から確認できます。

ここを見ると、Google検索、SNS、他サイト、直接アクセスなど、どこからホームページへ来たセッションなのかを確認できます。

たとえば、Xからのアクセスは増えているのに問い合わせが増えていないのであれば、問題は「SNSで集客できていない」とは限りません。

すでにホームページまでは来ているなら、次に見るべきなのはホームページ内の導線です。

逆に、そもそも対象ページへの流入がほとんどないなら、CTAやフォームを直す前に流入経路を見直した方がいい場合があります。

数字が悪いから施策を増やすのではなく、どの数字から悪くなっているのかを見る。

これが基本です。


2. 次に「どのページを見ているか」を確認する

サイトへ来た人が、実際にどのページを見ているのかは、

レポート → エンゲージメント → ページとスクリーン

などから確認できます。

最初にアクセスしたページを確認したい場合は、「ランディングページ」レポートも便利です。

ここでは単純に「アクセスが多いページ」を探すだけではありません。

問い合わせにつなげたいページが、

  • そもそも見られているか
  • 想定したページへ人が来ているか
  • SNSや検索から適切なページへ送れているか

を確認します。

たとえば、サービスページへ誘導したいのに、ほとんどのユーザーがトップページだけを見て離れているなら、リンク先やサイト内導線を見直す余地があります。

CTA以前に、「必要なページまで届いていない」ということもあるからです。


3. CTAが押されているかを見る

次がCTAです。

CTAとは、「問い合わせる」「予約する」「無料相談する」など、ユーザーを次の行動へ進ませるためのリンクやボタンです。

ここで注意したいのが、

GA4を設置しただけで、すべてのCTAクリックが自動的に分かるわけではない

という点です。

GA4の拡張計測では、外部サイトへ移動するリンククリックなどは自動計測できます。

一方、自社サイト内の問い合わせページへ移動するボタンなどは、計測したい内容に応じてGoogleタグマネージャー(GTM)などでイベントを設定する必要がある場合があります。

たとえば、

  • contact_click
  • reservation_click
  • consultation_click

など、何を押したのか分かるイベントを用意しておけば、

ページは見られているのにCTAが押されていない

という状態を把握できます。

CTAそのものの考え方については「CTAは増やせばいいわけじゃない|ホームページの問い合わせ導線を改善する考え方」でも詳しく解説しています。


4. フォームまで到達しているかを見る

CTAが押されているなら、次はフォームです。

問い合わせフォームが独立したページになっている場合は、そのページの閲覧数を見ることで、フォームまで進んだユーザー数の目安を確認できます。

さらにGA4の拡張計測では、フォーム操作について、

  • form_start
  • form_submit

というイベントが取得できる場合があります。

form_startはフォームへの入力を始めたこと、form_submitはフォームが送信されたことを示すイベントです。

ただし、ここは注意が必要です。

使用しているフォームやWebサイトの実装方法によっては、期待どおりにイベントが取得できない場合があります。

そのため、

「GA4にform_submitがあるから問い合わせ件数と同じ」

とは決めつけない方が安全です。

実際に自分でフォームを送信し、GA4上でイベントが発生しているか確認しておきましょう。

問い合わせフォーム自体で離脱が起きている場合は、「問い合わせフォームの項目は多いほどいい?離脱を減らすフォーム設計」も参考にしてください。


5. 最後に「送信完了」を確認する

問い合わせ導線で最も重要なのは、最終的に問い合わせが完了したかどうかです。

方法はいくつかあります。

フォーム送信イベントを計測する方法もあれば、送信後にサンクスページへ移動する仕組みなら、そのページへの到達を使って問い合わせ完了を計測する方法もあります。

重要なのは、

「問い合わせが完了した状態」を明確に定義しておくこと

です。

GA4では、ビジネス上重要なイベントを「キーイベント」として設定できます。

問い合わせ完了を表すイベントをキーイベントにしておけば、単なるアクセスではなく、

最終成果につながったユーザー行動

として確認しやすくなります。

「問い合わせページを見た」だけなのか、「問い合わせを完了した」のかは分けて考えましょう。


「ページ → CTA → フォーム → 送信」を順番に比べる

問い合わせ導線を見るときは、それぞれの数字を単独で評価するより、順番に比較する方が分かりやすくなります。

たとえば、

サービスページを100人が見た。
CTAを20人がクリックした。
フォームへ15人が到達した。
フォーム送信は1件だった。

この場合、最初に疑うべきなのは集客とは限りません。

ページからCTA、CTAからフォームまでは一定数進んでいます。

それなのにフォーム送信だけ急激に減っているなら、フォームの項目数、入力のしにくさ、送信前の不安などを確認した方がいいでしょう。

逆に、

サービスページを100人が見たのにCTAクリックが2件しかないなら、先にCTAやページ内容を見直すべき可能性があります。

どの数字が低いかではなく、どこから急に減っているかを見る。

これがGA4を問い合わせ改善に使うときのポイントです。


流入元・ページ・デバイスでも分けて見る

データがある程度たまってきたら、全体の数字だけでなく条件を分けて確認します。

たとえば、

Xから来たユーザーとGoogle検索から来たユーザー。
トップページから入ったユーザーとサービスページから入ったユーザー。
スマホとパソコン。

同じホームページでも、入口や端末によって行動は変わります。

特にスマホからのアクセスが多いのに、スマホだけフォーム到達や送信が極端に少ない場合は、フォームの表示や操作性に問題がある可能性もあります。

ただし、アクセス数が少ない段階では数件の差で割合が大きく変わります。

データが少ないうちは、細かく分けすぎて結論を急がないことも大切です。


GA4を見ても「どこを直せばいいか」は自動では分からない

GA4は便利ですが、数字を見れば自動的に改善策が出てくるわけではありません。

たとえば「CTAクリックが少ない」と分かったとしても、原因は一つとは限りません。

CTAの場所が悪いのか。
ボタンの文言が分かりにくいのか。
その前の説明が足りないのか。

そもそも、そのページに来ているユーザーが問い合わせを検討する段階ではないのか。

GA4が教えてくれるのは、問題がありそうな場所です。

そこから実際のページや導線を確認して、何を直すか判断します。

ORCHIS STUDIOでは、

計測 → 問題箇所の特定 → 原因の仮説 → 改善 → 再計測

という順番で考えます。

「アクセスが少ないからSEOをやる」
「問い合わせが少ないからCTAを増やす」

といった施策ありきではなく、まず詰まっている場所を確認する方が無駄がありません。


まとめ|GA4では「数字」より「問い合わせまでの流れ」を見る

GA4で問い合わせ導線を確認するときに、全部の数字を覚える必要はありません。

まず、

流入 → ページ閲覧 → CTAクリック → フォーム到達 → 送信完了

の5段階を確認してみてください。

そのうえで、どの段階からユーザーが進まなくなっているかを探します。

GA4はホームページに点数をつけるためのツールではありません。

次にどこを改善するか決めるための手がかりを集めるツールです。

アクセス数はある。
GA4にも数字は出ている。

でも、

「結局どこを直せばいいのかわからない」

という場合は、数字だけではなく、SNS・ページ・CTA・フォームまで含めたWeb導線全体を確認する必要があります。

ORCHIS STUDIOでは、制作ありきではなく、現在のサイトや導線を確認したうえで改善の優先順位を整理しています。